サポート体制
クリニカルラダー評価を活用した教育
当院は、JNAラダーを基盤として作成した「雲南市立病院看護師のクリニカルラダー」をもとにした教育支援を行っています。
クリニカルラダーとは
クリニカルラダーは看護師の能力開発・評価のシステムの 1 つです。「クリニカル」は看護実践を、「ラダー」ははしごを意味し、看護師の看護実践能力を段階的に表しています。各段階において期待される能力を示し、到達度によって看護師の能力が示されるシステムです。クリニカルラダーの活用により、看護師は能力段階を確認しながら自己研鑽や人材育成を目指すことが可能であり、人材育成にとっても有用なツールとして活用されています。(「看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)活用のための手引」より引用)
新人看護師研修
当院の新人看護職員研修期間は1年間とし、クリニカルラダーレベルⅠの取得を目指します。
新人看護職員研修は、①OJT ②院内研修 ③雲南圏域合同研修 の3本の柱で構成し、1年間の研修プログラムに沿って進めます。
OJT
新人看護職員は、入職後に所属部署に配属されます。そこでは、プリセプターや先輩看護師に指導を受けながら、実践的な看護スキルを習得していきます。また、プリセプターは一定期間、新人看護職員と行動を共にし、サポートします。
院内研修
月に1~2日程度、院内での集合研修を開催します。感染予防の基礎知識、輸液の管理、創傷管理等、クリニカルラダーレベルⅠ取得を目指した研修を計画しています。
雲南圏域合同研修
少子高齢化の進む中山間地域である「雲南二次医療圏」に所在する4病院が合同で新人看護職員研修を行っています。月に1回程度開催し、各病院のシミュレーション研修インストラクターが指導を行い、会場も4病院持ち回りとしています。どの病院も新人看護職員の採用が少なく、ある程度まとまった人数で研修会を行うことは大きなメリットとなっています。医療人材の少ないこの地域において、新人看護職員が、「同じ雲南圏域の医療人」の意識を持ち、親睦を深めることも目的の一つとしています。