専門外来
禁煙外来

毎週火曜日と木曜日の午前中に外科外来において行っております(要予約)。
あなたの禁煙を応援します
~保険証を使用して禁煙治療ができます~
雲南市立病院では、皆様の禁煙を積極的に応援しています。
~はじめに~
いつでもやめられると思って吸い始めたのに、いつの間にかたばこと離れられなくなってしまうのはなぜでしょう。禁煙に挑戦しても、つい吸ってしまうのはなぜでしょう。これは、たばこの煙に含まれるニコチンが、麻薬にも劣らない強い依存性を持つからです。禁煙は、単に習慣や嗜好ではなく「ニコチン依存症」という病気なのです。欧米では、ニコチン依存症を「再発しやすいが、繰り返し治療することにより完治しうる慢性疾患」と定義しています。
~禁煙外来を利用される方へ~
保険を利用して禁煙外来を行うには、以下の3つの条件をクリアされた喫煙者なら、どなたでも受けることができます。また、5~7回の外来受診を12週間の間に受けていただくことが必要です。
①ニコチン依存症のスクリーニングテストの10項目のうち5項目以上に該当する人
[スクリーニングテスト]
1.自分が吸うつもりよりも、ずっと多くたばこを吸ってしまうことがありましたか?
2.禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか?
3.禁煙したり本数を減らそうとしたときに、たばこがほしくてほしくてたまらなくなることがあ
りましたか?
4.禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか?
イライラ・神経質・落ち着かない・集中しにくい・憂鬱・頭痛・眠気・胃のむかつき・脈が遅
い・手のふるえ・食欲または体重増加
5.上記4でうかがった症状を消すために、またたばこを吸い始めることがありましたか?
6.重い病気にかかったときに、たばこはよくないと分かっているのに吸う事がありましたか?
7.たばこのために自分に健康問題が起きていると分かっていても、吸うことがありましたか?
8.たばこのために自分に精神問題が起きていると分かっていても、吸うことがありましたか?
9.自分はたばこに依存していると感じることがありましたか?
10.たばこが吸えないような仕事や付き合いを避けることが何度かありましたか?
②「1日に喫煙本数」×「喫煙年数」が200以上の人
③直ちに禁煙するつもりがあり、禁煙外来の説明後に「禁煙宣言」ができる人
禁煙外来では禁煙に向けてのアドバイスや一酸化炭素濃度の測定、禁煙補助薬(チャンピックス、ニコチンパッチ)の処方を行いながら禁煙の成功を応援いたします。
たばこは「百害あって一利なし」です。ぜひ、禁煙にチャレンジしてみませんか!
●費用はいくらかかるの?
1.チャンピックス(内服薬)使用の場合
診療内容
| 自己負担額(3割)
(概算額)
|
初診料(1回)+再診料(4回)
| 2,260円
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ニコチン依存症管理料(計5回)
| 2,870円
|
薬剤料(チャンピックス)
| 11,300円
|
院外処方箋料
| 820円
|
合計
| 17,250円
|
※この表は、5回ある受診の合計です。
※薬剤(チャンピックス)を標準的な用法・用量で12週間使用すると仮定。
※他の疾患の治療に併せて禁煙治療を受ける場合、初診料及び再診料については重複して支払う必要はありません。
肛門外来
外科外来において行っております。
緩和ケア外来
毎週火曜日の午後2時から行っております(要予約)。
緩和ケア専門外来では、患者さまやそのご家族さまの痛みや体や治療について気がかりな事など、様々なご相談をお受けいたします。また、入院が必要な患者さまには、専門のチームにおいて疼痛管理を中心とした治療を行います。
[緩和ケアとは]
緩和ケアとは、「生命を脅かす疾患に起因した諸問題に直面している患者との生活の質や、生命の質を改善する方策であり、諸問題の早期かつ確実な診断、早期治療によって苦しみを予防し、苦しみから解放することを目標とする。」とされています。(世界保健機構2002年に提唱した定義より)