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専門外来

下肢静脈瘤専門外来

【下肢静脈瘤とは?】
下肢静脈瘤とは簡単に表現すると、足の静脈の血流が逆流・停留して静脈が拡張した状態です。立ち仕事の経験、妊娠契機、加齢(筋力低下)等によって下肢静脈瘤は起きやすくなります。先のリスクにより下肢静脈内の逆流防止弁機能が損なわれる、筋力によって血流を心臓へ返そうとする力が低下します。見た目で分かりやすいのは下肢の静脈がボコボコと拡大している状態ですが。中には見た目では全くわからないものもあります。また、ほっておくと静脈炎や色素沈着、難治性の潰瘍となる可能性もあります。


        正常な静脈
       下肢静脈瘤
       実際の写真
【症状】
□ だるさ、重さ
□ かゆみ
□ 痛み
□ むくみ
□ こむらがえり
□ 湿疹、色素沈着、潰瘍
□ 出血
実際に下肢静脈瘤かどうかを調べるには下肢血管エコー検査を行います。足の血管にエコーを当てて、
どの静脈がどのように逆流しているかを確認します。

【治療】
治療は大きく分けて3つあります。①圧迫療法②硬化療法③手術(結紮・抜去・焼灼)療法です。
①圧迫療法
圧迫療法は弾性ストッキングや弾性包帯を用いて血流を心臓へ返す力を補うものです。低下した下肢筋力の代わりに圧迫で血流を絞り上げるイメージです。表在性の静脈瘤や手術が行えない方、術後に補助療法として行います。製品価格は3000円程度です。
②硬化療法
硬化療法は硬化剤を拡張した静脈に注入して圧迫する事で拡張した静脈の内腔を潰す方法です。圧迫療法の様に表在性の静脈瘤や再発した静脈瘤にも応用する事ができます。

③手術(結紮・抜去・焼灼)療法
手術(結紮・抜去・焼灼)療法は手術室で行う治療です。下肢静脈瘤の種類により手術内容は異なります。

【メッセージ】
2022年夏より当院は下肢静脈瘤に対する血管内治療実施施設に認定されました。
血管内治療はレーザー機器を用いて行い、手術中は局所麻酔と鎮静(寝た状態)で行うことがほとんどで、手術当日から歩行が可能です。入院期間は基本的に1泊2日で、ご都合に合わせて対応しています。治療費用は基本的に保険診療となり、3割負担で血管内治療であれば約35,000円程度(入院費用は別)です。
下肢静脈瘤は幅広い世代の方に身近な疾患ではないかと思われます。お気軽にご相談ください。

【外来日】
毎週火曜日に外来をしています。いつでもご連絡ください。

禁煙外来

毎週火曜日と木曜日の午前中に外科外来において行っております(要予約)。
 
  あなたの禁煙を応援します
  ~保険証を使用して禁煙治療ができます~
 
雲南市立病院では、皆様の禁煙を積極的に応援しています。
~はじめに~
 いつでもやめられると思って吸い始めたのに、いつの間にかたばこと離れられなくなってしまうのはなぜでしょう。禁煙に挑戦しても、つい吸ってしまうのはなぜでしょう。これは、たばこの煙に含まれるニコチンが、麻薬にも劣らない強い依存性を持つからです。禁煙は、単に習慣や嗜好ではなく「ニコチン依存症」という病気なのです。欧米では、ニコチン依存症を「再発しやすいが、繰り返し治療することにより完治しうる慢性疾患」と定義しています。
 
~禁煙外来を利用される方へ~
 保険を利用して禁煙外来を行うには、以下の3つの条件をクリアされた喫煙者なら、どなたでも受けることができます。また、5~7回の外来受診を12週間の間に受けていただくことが必要です。
 
①ニコチン依存症のスクリーニングテストの10項目のうち5項目以上に該当する人
 
 [スクリーニングテスト]
 1.自分が吸うつもりよりも、ずっと多くたばこを吸ってしまうことがありましたか?
 2.禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか?
 3.禁煙したり本数を減らそうとしたときに、たばこがほしくてほしくてたまらなくなることがあ
  りましたか?
 4.禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか?
  イライラ・神経質・落ち着かない・集中しにくい・憂鬱・頭痛・眠気・胃のむかつき・脈が遅
  い・手のふるえ・食欲または体重増加
 5.上記4でうかがった症状を消すために、またたばこを吸い始めることがありましたか?
 6.重い病気にかかったときに、たばこはよくないと分かっているのに吸う事がありましたか?
 7.たばこのために自分に健康問題が起きていると分かっていても、吸うことがありましたか?
 8.たばこのために自分に精神問題が起きていると分かっていても、吸うことがありましたか?
 9.自分はたばこに依存していると感じることがありましたか?
 10.たばこが吸えないような仕事や付き合いを避けることが何度かありましたか?
 
②「1日に喫煙本数」×「喫煙年数」が200以上の人
③直ちに禁煙するつもりがあり、禁煙外来の説明後に「禁煙宣言」ができる人
 
 禁煙外来では禁煙に向けてのアドバイスや一酸化炭素濃度の測定、禁煙補助薬(チャンピックス、ニコチンパッチ)の処方を行いながら禁煙の成功を応援いたします。
たばこは「百害あって一利なし」です。ぜひ、禁煙にチャレンジしてみませんか!
●費用はいくらかかるの?

1.チャンピックス(内服薬)使用の場合

診療内容
自己負担額(3割)
(概算額)
初診料(1回)+再診料(4回)
2,260円
ニコチン依存症管理料(計5回)
2,870円
薬剤料(チャンピックス)
11,300円
院外処方箋料
820円
合計
17,250円
※この表は、5回ある受診の合計です。
※薬剤(チャンピックス)を標準的な用法・用量で12週間使用すると仮定。
※他の疾患の治療に併せて禁煙治療を受ける場合、初診料及び再診料については重複して支払う必要はありません。

肛門外来

外科外来において行っております。
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